農作業機付きトラクタの公道走行にあたってのポイントを解説

地方運輸局より、農作業機をトラクターに装着したままでの公道走行について、基準緩和認定の公示があったのはご存じかと思います。

 

作業機の着脱の手間をかけずに、トラクターでの公道走行が可能になったわけですが、少し間違うと法令違反になってしまうこともあるので注意が必要。

 

そこで、どういった点をチェックすべきなのか、改めて解説していきます。

 

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農作業中の農機による事故の発生要因と防止対策

※8月10日~10月10日は「徳島県秋の農作業安全運動」の実施期間です!

 

農作業中の事故でどれだけの方が亡くなっているかご存じでしょうか?

農林水産省のデータを見ると、ここ10年間は毎年およそ300人前後の方が亡くなられています。

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令和元年の農作業死亡事故について:農林水産省を参考に作図

 

最新のデータでは300人を下回りましたが、農作業中の事故で命を落とされるのが後を絶たない状況が続いています。

 

さらに気になるのがこちら。

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令和元年の農作業死亡事故について:農林水産省第1項 交通事故の現状:警察庁を参考に作図

 

こちらのグラフからもわかるように、農作業中の死亡事故は一般交通事故の約7倍、建設業の約3倍にも及びます。

 

そこでこの記事では、農機事故を未然に防ぐために、

・事故発生の要因

・事故防止の対策

をお伝えします。

 

「運転は慣れてるから」「今までそんなことは起こったこと無いから」という方も多いかと思います。

しかし、事故が起こってからではもう遅いのです。

この記事を読んで、改めて考えていただければと思います。

 

 

事故発生の要因

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左のグラフは、公道での農機による交通事故の死亡・重傷事故件数と、その内訳です。

 

このグラフから、公道での農機の交通事故は主な理由は

・単独事故

・追突事故

の2種類あるということがわかります。

 

なお、右の2つのグラフは事故による死亡・重傷それぞれの件数です。

単独事故の多くが死亡事故につながっていることがよくわかります。

 

それでは、単独事故・追突事故にはそれぞれどのようなものがあるのか確認していきます。

単独事故

用水路への転落

運転操作ミスや道路環境が悪いことにより、田畑や用水路へ転落。

傾斜地での横転等 

農機は通常の車に比べ重心位置が高いため、傾斜地等でバランスを崩して横転。

傾斜地等で自然に動き始めた農機にひかれる事故。

追突事故

 夜間等における追突

夜間は後続車から農機が発見されにくく、追突事故が起こる。

昼間のトンネル内でも追突事故の事例がある。

 

それでは次にどのような対策がとれるのかを確認していきます。

事故防止の対策

今回は事故対策のポイントとして4つお伝えします。

確実な運転操作とブレーキ連結の確認

農業による死亡事故は、ハンドルやブレーキ操作ミスによる単独事故が多いですので、道路走行状況に応じた確実な運転を行いましょう。

また、道路走行時は必ず左右のブレーキを連結しましょう。

ブレーキ連結をしていないと、ブレーキを踏んだときに急旋回して転落、横転する事故につながる恐れがあります。

安全キャブ・フレームの装着とシートベルトの着用

救命効果の高い安全キャブやフレームが付いているトラクターを利用しましょう。(安全フレームは倒さずに使いましょう)

 

ラクター等の農機運転中は必ずシートベルトを着用しましょう。

転落や横転、追突された場合にも身体が投げ出されるのを防いでくれます。

実際に、シートベルトをするか否かで死傷率は大きく変わります。

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※交通事故総合分析センターの集計結果を参考に作図

 

また、ヘルメットの着用にも努めましょう。

ランプ類や低速車マーク等の取り付け

一般車両との接触や追突を防ぐためには周囲に気づいてもらうことが大切です。

「低速車マーク」や、「反射板」を設置しましょう。

直装式作業機を装着してトラクター本体のランプ類が見えなくなる場合や、ランプ類のないけん引式作業機をけん引する場合はランプ類を増設してください。

走行中の注意

運転する時には、交通量の少ない一般道・農道を選んで通行しましょう。

また、よく走行する農道は、路肩や曲がり角の草刈りや、ポール設置により安全にしましょう。

 

段差乗り越えのときなどのときは、作業機を下げバランスを失うことのないようにしてください。

まとめ:悲しい思いをしないために

全て「そんなの当たり前」と思われていることかもしれません。

しかし、当たり前の積み重ねが事故の一番の予防対策です。

今一度、事故防止の予防対策をお願いいたします。

 

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